症状・検査と治療
症状は個人差があり、治療法や考え方は病院や医者によって多少違いがありますので
手術をする場合は病院を調べ、医者とよく相談すると良いでしょう。
私の経験では、自然治癒で治る程度の再発を繰り返した時、
手術を勧める病院(医者)と、そうでない病院(医者)がありました。
検査
気胸が起きているかどうかと状態の重さが分かります。
状態の重さというのは肺の虚脱率のことで、
肺がどの程度(全体の○○%)萎んでいるかです。
また、肺の虚脱の有無ではなく、ブラの有無やブラの場所をある程度把握する
ため(主に手術前)にCT検査を行うこともあります。
CT検査についての参考ページ
※気胸の検査で造影剤を注入することはあまりない。
症状
個人差があるようで、私の場合、重度であっても痛みは感じませんでしたが、
軽度であっても激痛を感じる人もいるようです。
気胸の状態の重さ(肺の萎み具合)による症状の違い
- 軽度(肺が少し萎んでいる)
- 中度(肺が中程度萎んでいる)
- 重度(肺が大きく萎んでいる)
安静時や多少の動作では気付かないことも。自転車、早歩き、階段の昇降
などの動作で息切れが普段より気になる。
胸や背中にはっきりと違和感を感じる。歩くだけで息切れする。
安静時でも血中酸素濃度が低いため、酸素濃度計ですぐ分かる。
胸や背中の中でボコボコと空気が動いているのをハッキリと感じる。
歩くのもままならない。心臓がある左肺が発症した場合は心臓に圧力が
かかるので倒れこんでしまうほど苦しいこともあるそうです。
治療
通常は医師が判断、あるいは医師と患者が相談して決めます。
- 軽度(肺が少し萎んでいる)
- 中度(肺が中程度萎んでいる)
- 重度(肺が大きく萎んでいる)
自然治癒を目的とした自宅安静。
再発を繰り返している場合は手術を選択できます。
自宅安静 or 胸腔ドレナージ。
再発を繰り返している場合は手術を選択できます。
ドレナージを行いますが、特に状態が悪く、
緊急性気胸である場合は注射針を使って空気を抜くこともある。
緊急性気胸とは、逆側の肺や心臓が圧迫されていて、
生命の危険がある状態の気胸のこと。
ドレナージを行っても肺の穴が塞がらない場合は手術を行う。