②初めての再発

初めての再発を体験したのは初めて気胸が起きてから
数週間~2ヶ月位後だったと思います。

シュープリンは自転車通学だったのですが、ある日、自転車を漕ぐのが結構辛く、
初回よりかはハッキリと認識できる程度の違和感や苦しさがありました。

これは気胸かなと思い、すぐに地元のK病院へ行きました。

お医者さんに今の症状と、少し前に健診で気胸と言われた旨話すと、
とりあえずレントゲンを撮ってきてと言われました。

レントゲンを撮った後に改めて診断を受けます。

結果は、案の定気胸の再発でした。

そしてレントゲンを見ながらこの時初めて気胸について
少し詳しく説明を受けました。

レントゲンの写真では肺は通常、血管などで少し白くモヤがかって見えるのですが、
肺が萎んでしまって空洞になっている部分はレントゲンにも写らないので
真っ黒に見えます。

そのレントゲンに何も写らない部分(=肺が萎んでしまっている部分)が
右肺全体の2割程度ありました。

肺が萎む時、通常上から下に萎むようで、肩に近い肺の上部の部分から
下側に肺全体の何割程度萎んでいるかで症状の重さや、処置の内容が
判断されるようです。

この位なら自宅安静(自然治癒)で治せるとのことだったので、
それは良かったのですが、同時に再発についても説明を受けるのですが、
これが少しショッキングでした。

気胸の再発率は、自然治癒の場合、2回目は50%、3回目は50~70%、
それ以降はもっと高くなるそうで、次再発したら3回目の再発になるから
手術も考えた方が良いという話でした。

その病院では気胸再発が3回以上あった場合、手術を勧めるそうで、それは何故か
というと、手術をすれば再発率を大分抑えることができるからです。

この話を聞いて、正直かなり落ち込みました。

シュープリンはかなり痛がりで、恥ずかしながら
注射もかなり苦手なレベルです。

死の宣告や不治の病というレベルとは到底言いがたい話でしたが、
そんな痛がり、怖がりな人間にとって、手術をしなければならなくなるというのは
あまりにも大きなショックだったのです・・・。

→続き”③不安と苦悩と情報収集”

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