④入院~手術

入院は手術の2日前でしたが、入院する当日にはあまり肺の調子が
よろしくなく感じていた
ため、手術前にドレナージを行う必要が出てくる
のではないか
と非常に心配しておりました。

が、レントゲン検査によると肺の虚脱は僅かだったため、
ドレナージ無しで手術に進めるだろうとのことで、とても安心しました。

前日にはCT検査、麻酔担当の先生からの説明や、家族同席の上での手術の説明、
合併症などのリスクに関しての同意書など、病院は違えどほぼ同じ流れです。

違った点といえば、4点。

①手術前日の夜も食事は可で、下剤も無し

手術後は身体を全く動かせないことは同じようなので、便意を催した場合など
気になったので聞いてみましたが、手術後1日程度は麻酔の影響で胃や腸の
動きはほとんど無い
らしく、通常便通に関しての問題は無いとのことでした。

②患者用の手術着には別途契約が必要

入院、治療費用として病院側が一緒に用意はしてくれないようで、専門の業者に
簡単な契約書を交わして(看護師に渡すだけ)レンタルする形でした。
少々煩わしく感じました。

③手術室までは自分で歩き、そこで着替えて、手術台に寝る

前の病院では移動中の担架で麻酔注入でしたが、今回は手術室の台に寝てから
麻酔注入という流れだったので、手術室での独特の雰囲気に緊張しました。

患者への計らいか、BGMを流してくれていたと思います。

余談ですが、麻酔に少し抗ってみようと挑んでいたので意識が落ちる直前は
よく憶えています。が、意識が落ちるまではほんの一瞬で、数秒程度だったと思います。

④エコノミー症候群対策

前の病院では足を定期的に自分で動かすように指示されていましたが、今回は
足に対策用の機械が巻かれていて、震わせてくれる感じだったでしょうか。
機械が勝手に動かしてくれていました。

術後、目が覚めたのは夕方だったと思いますが、麻酔の効果でしばらく
朦朧としており、気分は良かったと思います。あまりに気分が良いので、
もしかしてドレーン君がついていないのでは?などと
期待してしまいましたが、横を見るとしっかり彼はいました(当然です)。

その後、意識がハッキリしてからは前回の手術同様、地獄の1日でした。

最初は吐き気が凄まじく、吐きたいけど吐く物も無いようで、
それを我慢するのが辛かった。

吐き気がおさまってからは、やはり尿道カテーテルの気持ち悪さと傷口の痛みを
感じつつ、寝返りも全く打てない状態で半日~1日耐え忍ぶしかないのですが、
経験者だからといって慣れることは全くなく、忍耐力のないシュープリンは
相変わらず発狂しそうな状態でした(少し大げさですが)。

傷口の痛みというのはズキズキ鋭い痛みが続くというよりは、
胸に数Kgの重りが載っていて、多少しびれるような感じの鈍痛です。

とにかくカテーテルが最悪であることも前回と同じだったので
早朝に少しでも早くと看護師さんにお願いして抜いてもらいました。

今回はヌルッと気持ち悪い程度では済まず、結構痛かった;

ですがこれが無くなることで(個人的には)大分楽になるので、この日から
身体を動かせることもあり、長く長く感じた地獄の1日からの解放です。

食事はおかゆで、身体を慣らすようできるだけ院内を歩くようにと
言われていたので1日2回程度ドレーン君、点滴君と一緒に散歩しました。

手術の影響か麻酔の影響か、最初は身体がかなりだるく、ノロノロ歩きでしたが、
徐々に回復し、術後3日目には大分元気になりました。

→続き”⑤術後~退院”

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